地球ことば村
言語学者・文化人類学者などの専門家と、「ことば」に関心を持つ一般市民が「ことば」に関する情報を発信!
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【地球ことば村・世界言語博物館】

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ハイチ震災復興支援 ことば村チャリティーコンサート
ことばと音を 花束にして ―日本語を輝かせる作曲家たち―

私たちのことば 日本語。
音楽を通して 日本語を輝かせる作品を集めた 歌の花束。
晩秋のひととき その豊かな香りを 楽しみました。

日時:2010年11月18日(木)午後7時〜8時40分
会場:テッド・アートスタジオ
 渋谷区恵比寿南 2−8−13 キョウデンビル 7F
 (JR山手線恵比寿駅西口徒歩7分)
出演:針生美智子(ソプラノ)里中トヨコ(ソプラノ)
ピアノ:柳津昇子 
構成・司会:角岳史
プログラム:
 山田耕作:からたちの花 曼珠紗華 ほか
 木下牧子:夕顔 さびしいカシの木 ほか

このコンサートの純益はハイチの小学校復興支援として以下の団体に寄付されました。
寄付額 52,338円
寄付先 ハイチの会セスラ
 http://www.haitinokai-cesla.com/(別ウィンドウが開きます)
ハイチの小学校:セスラ校を直接支援し、校舎の復興や教育環境整備に取り組むと同時に日本とハイチの文化交流活動も行っている日本のNGO。


事務局から報告

 サロンスタジオを満員の参加者が埋めました。「最近は日本語のイントネーションと関係のないメロディーやリズムの曲が増えてきました。日本語を美しく響かせることは、その心を伝えるためにとても大切だと思います。ことばを生かして、メロディーを創作した山田耕作と木下牧子作品を、皆さまに聞いていただきましょう」と司会の角さん。

針生さんと里中さんのソプラノのデュエット 針生さんと里中さんの「赤とんぼ」の歌声が、柳津さんのピアノに乗って、部屋中に充ちて、うっとりするような空気になりました。それから、「からたちの花」「曼珠紗華」と山田耕作作品が6曲、角さんの「ことばと音について話しましょう」のコーナーでは、ことばと音が山田作品、木下作品ではどのように結びついているかを歌いながら(すてきなバリトンです)説明。休憩をはさんで、「月の角笛」「ひばり」「さびしいカシの木」など木下牧子作品を10曲。きらめくような針生さんの歌声、透明感あふれる里中さんの歌声を満喫しました。おふたりともオペラ、オペレッタの大舞台が中心に活躍中のソプラノ歌手、その声をこれほど間近で聞けるのはまずないことでしょう。

 「今日歌われた歌詞―『死んだひばりの声が聞こえる』、とか、『さびしいことに慣れてしまった』などがそのメロディーとともに、お帰りの電車の中で、あるいはお家の部屋で、皆さんの頭の中で響いてくれれば、今日のコンサートは成功だったと思います」と角さん。「またお会いしましょう!」と。

角さんと里中さん 針生さん、里中さんと柳津さん

 楽しかった、と喜んでくださった参加者のみなさんからの寄付で、ハイチの子どもたちへ教育支援50,450円をセスラの代表・高岡美智子さんに手渡しで贈ることができました。私たちが今夜味わったようないい時間を、ハイチの子どもたちも少しでも味わえますように、と祈ります。

 このコンサートの出演者、角岳史さん、針生美智子さん、里中トヨコさん、柳津昇子さんは、ことば村の「日本語特別授業」にも協力してくださる仲間です。今回も忙しい中を縫って喜んで協力してくださいました。心からお礼を申し上げます!

満員の会場

文責 事務局