バイリンガル~ことばの交差点を考える~
桜も咲き始めた3月30日、慶應義塾大学の三田校舎北新館ホールで、私たち「地球ことば村・世界言語博物館」の初めてのイベント、第1回市民フォーラム「バイリンガル~ことばの交差点を考える~」が開かれました。準備期間が短く、スタッフ一同ハラハラドキドキの幕開けでした。
立川談四楼師匠の落語「お国なまり」でスタート、笑い溢れるステージに観客席も笑いの渦で、一安心。リラックスしたところでバイリンガルの方たち5名、コメンテーターの先生方3名が登場して、いよいよ本編の始まりです。最初は固くなりがちだったバイリンガルの方たちも落語家から司会進行役に転身の談四楼さん、アシスタントの最所さんのリードで少しずつ雰囲気にも慣れてきて、だんだんと盛り上がっていきました。会場からの質問、先生方との討論と予定の時間を30分以上オーバーして無事にお開きとなりました。
もっと続きが聞きたかった、もう少し深く話して欲しかった、難しくてよく判らなかった、焦点がはっきりしなかった、などなど・・・・・
あれもしたいこれもしたいと、始まるまでには理事をはじめ事務局一同、何度も会合を開き、悩み、内容を少しでも良くしようと意見を戦わせました。もちろん、一番の問題は内容ですが、観客動員も大切です。事務局としてはとにかく広報活動に力を入れることが第一の課題でした。チラシやポスターの制作、発送、ラヂオでのスポット告知、後援の依頼などなど。また、開催日は、時間帯は、会場は、対象者はと問題は山積みです。
出席者100余名、「楽しかった!」「面白かった!」とのお客様のおことばが私たちスタッフの心配を吹き飛ばしてくれました。資金のないNPO法人としては皆様のボランティア活動に頼るしかありません。慶應義塾の学生さんを始め、大勢の皆様のご協力でなんとか無事に開催することができました。ありがとうございます。今回の反省点を今後の課題として引き続きよりよいイベントを提供していきたいと思います。
《事務局》