地球ことば村
言語学者・文化人類学者などの専門家と、「ことば」に関心を持つ一般市民が「ことば」に関する情報を発信!
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ようこそ

【地球ことば村・世界言語博物館】

NPO(特定非営利活動)法人
〒153-0043
東京都目黒区東山2-9-24

http://chikyukotobamura.org
info@chikyukotobamura.org

特定非営利活動(NPO)法人「地球ことば村・世界言語博物館」は、ことばとその多様性に関心のある市民が集まり、言語学者や人類学者などの専門家などもメンバーに加え、2003年に立ち上がった文化運動体です。

地球上では今、約5,000から6,000のことばが話されているといわれています。ことばはそれぞれの地域で育まれた独自の知恵と知識と想像力の宝庫であ り、人々の生きた証しと経験を凝縮し、それらを伝え合うことを可能にしています。それがことばの力です。私たちは、力と個性を備えた多数のことばが、互い に影響を与えながら共存しているのは、素晴らしいことだと考えます。

ところが現実には、世界のことばの大半は、話者が少数で消滅の危機に瀕しています。現在話されていることばが21世紀末には半減する、最悪の場合に は十分の一ないし二十分の一まで減ると予想する言語学者もいます。人類史において、個々のことばが消滅したり新たに生まれたりすることは珍しくなかったで しょうが、現在のように多数のことばがいっせいに消滅の危機にさらされたり、ことばの画一化が急激に進んだりするのは空前の事態と思われます。


こうした事態の中で、「人間関係としてのことば」の画一化・単純化を危惧し、ことばをさらに力あるものにするために、「地球ことば村・世界言語博物館」は当面、次の活動を行っていきたいと考えています。

世界言語博物館事業(情報の提供
ことばに関して、私たちの視野を広げ関心を喚起することを目指します。地球上のさまざまなことばとその話者たちの生活や文化についての具体的な情報を、 Webサイトに蓄積し、その成果を出版活動などを通じて広く公開します。また、それらのことばにいま何が起こりつつあるか(個々のことばの使用状況、伝承 状況、教育状況、各国政府の言語政策、研究状況など)を、リアルタイムで伝えていきます。

地球ことば村事業(交流と討論の場の設定
ことばについて考え、ことばを活性化するためには、生身の人間同士がことばによる交流を積み重ねることが不可欠です。大規模シンポジウム形式の市民フォー ラム、中規模の講演会形式のフォーラム、少人数で和気あいあいといろいろな試みにトライするミニ・フォーラムを開催することで、国の内外を問わず、異なる ことばの話者同士やことばをめぐって同じ困難に直面する人びとの交流と討論の場を広く市民に提供します。

さらにその先を目指して……(支援活動
望ましい言語環境を実現することやことばの多様性を守る活動(研究活動を含む)を支援していきたいと考えています。

「地球ことば村・世界言語博物館」はすでに始動していますが、私たちの活動を本格的に展開するためには、専門家をはじめ多くの人びとの協力を仰ぎ、世界中 から膨大な情報を集めなければなりません。Webサイトも運営しなければなりません。少数言語の話者や研究者を海外から招くことや各種フォーラムを開催す ることも必要です。それには、ボランティア活動に助けられてもなお、相当の費用がかかります。その基本になるのは会員の方々の会費です。私たちの趣旨に賛 同される方は、どうぞ会員になってください。「地球ことば村・世界言語博物館」がその課題にふさわしい組織に成長するよう、会費によって会の運営を支えて くださるとともに、サイトや各種フォーラムの企画・実施などの活動に積極的に参加してくださるようお願いいたします。