小学校英語教育―是非の問いからその先へ(第一回)
「英語が使える日本人」の育成を目的に、文部科学省が最短で2008年をめどに小学校英語教育開始を検討中です。国際社会で活躍できる人材に求められる英語力を、という掛け声は魅力的ですが、国語力との関連、教科内容の問題、担当教員の養成、時間割の問題など、検討課題は山積しています。
一方で、月一回程度の英語活動を行っている小学校は全体の88.3%(2003年度)という現状があり、小学校英語教育そのものの是非を問うという段階は過ぎているように思われます。実践を考えない是非の議論は空論になりがちです。
地球ことば村ではそうした現状を踏まえ、現段階での問題点を洗い出し、小学校英語教育のさまざまな実践、研究を行っている専門家の話を聞き、参加者全体で考えるフォーラムを以下の通り開催いたしました。
● 日 時 2007年2月3日(土)午後2時-4時半
● 会 場 東京外国語大学・本郷サテライト
● プログラム
1)講演「コミュニケーション:無限大の可能性を秘めたこどもたち」
椎名紀久子(千葉大学教授/英語教育・教育工学-ITの教育での活用方法の研究)
2)参加者によるフリー討議
《事務局》