地球ことば村
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【地球ことば村・世界言語博物館】

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市民フォーラム

「言語の多様性はなぜ必要か―少数話者(危機)言語の研究支援と言語の多様性に関する意識啓発」


■日時:2017年1月22日(日)
  ワークショップ:午前10:30-12:30/記念講演:午後2:00-5:00
■会場:慶應義塾大学三田キャンパス西校舎527教室
■当日の配布資料(開催趣旨・プログラム・記念講演講師プロフィール):
 こちらからダウンロードできます(PDF、80KB)。
■YouTube映像(抜粋/英語字幕付き)
  https://youtu.be/9paLA7WW16Q



 1月22日(日)慶應義塾大学三田キャンパスで、日本言語学会から助成を受け、市民フォーラム「言語の多様性はなぜ必要か―少数話者(危機)言語の研究支援と言語の多様性に関する意識啓発」が開催されました。午前は研究者向けのワークショップ、午後は一般向けの記念講演と2部構成で行ないました。
 午前の部では、大角翠先生(東京女子大学) 、河内一博先生(防衛大学校)、呉人惠先生(富山大学)、長屋尚典先生(東京外国語大学)から、それぞれご自身の研究のご紹介があった後、2グループに分かれてフィールドワークの面白さ、難しさなど、参加者とざっくばらんに意見交換を行ないました。全体討論の中では、個別言語の研究推進と言語学全体の発展の密接な関わりについても話が及びました。

ワークショップ講師の先生方

ワークショップのようす

 午後の部は梶茂樹先生(京都産業大学)と松浦晃一郎先生(前ユネスコ事務局長)のご講演でしたが、梶先生からは、アフリカの無文字社会における文字的役割を担ったものとして、人名や紐、縄を用いたメッセージ伝達手段を豊富で面白い具体例とともに伺いました。松浦先生からはユネスコご在任中の言語・文化の多様性を保持するための取り組みのお話があり、今後どう活動していくべきか考える貴重な機会をいただきました。

梶茂樹先生 松浦晃一郎先生
梶茂樹先生(左)/松浦晃一郎先生(右)

 午後には100名近い参加者で会場はいっぱいとなり、熱気溢れるフォーラムとなりました。ご参加くださった皆様、どうもありがとうございました。

(長谷川明香運営委員)

*このシンポジウムは日本言語学会の「言語の多様性に関する啓蒙・教育プロジェクト助成」を受けたもので、NPO法人地球ことば村・世界言語博物館が主催(日本言語学会・慶應言語教育研究フォーラムが共催)しました。

会場のようす