地球ことば村日本語特別授業「世界でひとつの 私の歌2008」
第1回授業「なにを言っているのかな?」
3年目を迎えた「地球ことば村日本語特別授業 世界でひとつの 私の歌」。
2008年最初の授業が9月11日に実施されました。
授業者は引き続き作曲家の角岳史さんとピアノ伴奏の柳津昇子さん、そして今年度の歌い手は、オペラ・オペレッタで活躍中のソプラノ・針生美智子さんです。
「みなさん、こんにちは。これから3回、楽しく授業しましょう」と始まり、まず、ご挨拶の歌。夏休みの終わった時期にふさわしい井上陽水「少年時代」とオペラのアリア「私のお父さん」を針生さんが歌います。
力強く美しい歌声に、こどもたちはまずびっくり。そして、息をつめて聞き入りました。
今年の一回目授業でとりあげるテーマ曲は、昨年までの「叱られて」から変わって、北原白秋の「砂山」です。この曲は中山晋平と山田耕作のふたりの曲があります。その曲を聴き比べ、浮かぶ情景や引き起こされる感情の違いを子供たちが発表。
同じことばが言い方や感情の込めかたで、まったく違うように聞こえる、そのことをこのふたつの曲を通じて、子供たちは理解したようです。「ことばを通して自分を表現する」というこの授業の目的達成の第一歩です。
「次の授業では、自分の伝えたいことを歌詞にしてみましょう」そのために伝えたいことを作文にしてくることが宿題になりました。夏休みの思い出、友達のこと、家族のこと、好きなこと、かなしかったりくやしかったりしたこと、どんな作文が集まるかとても楽しみです。