地球ことば村日本語特別授業
「世界でひとつの 私たちの歌 2009」第3回授業
2月12日、雪空の朝、寒さを吹き飛ばして、元気な子どもたちが音楽室へやってきました。「おはようございます!今日はみなさんが班ごとに作った「ともだち」の歌詞に曲をつけて持ってきました。とてもいい歌詞でしたよ!今日は1回目に参加したソプラノの里中さん、ピアノの柳津さんもいっしょに、みんなで歌いましょうね!」と角先生。
まず、ご挨拶の歌として、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」から「私の好きなもの」を里中さんが歌います。子どもたちは自分の好きなものを、心で描いているようにじっと聞き入りました。
6班それぞれの作品が1番から6番までの歌詞になって書かれたきれいな楽譜が配られます。「さぁ、1班から、朗読してみたいひと、読んでくれるかな?」ハイ、ハイ、と手があがりました。
朗読のあと「それでは、まず、どんな歌か、里中さんに歌ってもらいましょう。『世界でひとつの 私たちの歌』の世界初演ですよ!」軽快なピアノ伴奏に乗って、歌声が響きます。最後のリフレイン「いいな いいな ともだちって いいな」のメロディーはすぐに耳に馴染んで、もう、小声で歌っている子もいます。
「さぁ、みんなで歌ってみましょう!」全員立ち上がり、楽しそうに歌います。すぐに覚えられるかわいい歌が音楽室いっぱいに流れました。「これから、いろんな機会に、この自分たちの歌を歌ってくれるといいなぁと思います」角先生のことばに、あらためてうれしそうな子どもたちでした。この授業をきっかけに、思いをことばにする、心を思い切り表現するという楽しさを学んでもらえたらと願っています。
最後に「今日の日はさようなら」を全員で歌ってお別れ。授業が終わっても、子どもたちは角先生や里中さんのそばから離れずに、楽譜にサインをしてもらう子も。きっと全3回の授業を楽しんでもらえたのでしょう。とてもうれしい3回目・最終授業でした。
文責 事務局