ラテン文字 英 Latin alphabet
起源
ラテン文字は,イタリア半島にもたらされたギリシア文字の 1 つの発展形態であるが,他の多くの古代イタリアの文字と同じように,ギリシア文字からの直接の借用ではなく,イタリアで最も早く文字文化を確立したエトルリア人から借用したものと見られる。つまり,ラテン文字の直接の源は,ギリシアの標準アルファベットとなった東ギリシア型文字ではなく,イタリアにもたらされた西ギリシア型アルファベットが,さらにエトルリア語風に改変されたエトルリア文字ということになる。 [1]
原始ラテン文字
現在のローマ市の中心部を流れるテベレ河畔の小部族にすぎなかったラテン人が文字の使用を始めたのは,紀元前 7 世紀の頃とされるが,古い時代のラテン文字の残存記録はきわめて乏しい。
プラエネステの留め金
ラテン文字の最古の記録として,1876 年イタリア南部の町プラエネステで発見された小さな金の留め金に刻まれた銘文がある。古いエトルリア文字と同じく,右から左向きに書かれたわずか 1 行の銘文で,manios med FheFhaked numasioi と読める。古典ラテン語風に書き直すと Manius me fecit Numerio 「マニウスがヌメリウスのために私を作った」となる。しかし,ラテン語およびラテン文字史上に有名なこの留め金が,実は偽物ではなかったかという疑いが強まっている。 [2]
プラエネステの留め金 [Pax:Vobiscum / CC BY-SA 3.0 / 出典] |
刻文の模写。右横書き [José M. Ciordia / CC0 / 出典] |
ドゥエノスの壷
ローマのクィリナルの丘から発見された「ドゥエノスの壷」(Duenos Inscription) に刻まれた銘文(前 6 世紀)。 壷の円面に沿って右から左向に書かれ,行が変わると文字の上下が反転して用いられる(牛耕式 boustrophedon)。
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フォルム碑文
ローマのフォルムから出土した紀元前 600 年頃とされる小さな石の角柱の 4 つの面に記された短い碑文(フォルム碑文 Forum cippus)。 柱面に縦書きで,いわゆる牛耕式で,1 行目は下から上に,2 行目は上から下に向かい。左右対称の方向に書かれている。
碑文 8~16 行 [Public Domain / 出典] |
文字の名称
ラテン文字の基になったギリシア・アルファベットは,alpha,bēta,gamma,delta というように,それぞれの文字に固有の名称があって,これはセム文字のそれをほぼ忠実に継承したものである。これらの文字名は,その最初の音が当該文字の音価を表すという仕組みになっていて,これが「頭音法 acrophony」と呼ばれる原理である。
ところがラテン文字になると,この伝統的な文字の名称が失われて,たとえば,āː,bēː,cēː,dēː のように,もっぱら音価中心の簡略化された文字名にとって代わられた。そしてこの名称は,その後のラテン系のアルファベットの文字名の基盤になった。その命名の原理はきわめて簡単で, A,E,I,O,V の母音文字は,その音価そのもの(ただし,長く発音される),子音字は,閉鎖音の場合は,各子音の後に母音 e を添えて,bē,dē,gē のように発音された(ただし,K=kā,Q=kūː/qūː は例外)。
一方,摩擦音,鼻音,流音などの継続音の場合は,それぞれの子音の前に母音 e を添えて発音した形である(ef,es,em,en,など)。ただし,気息音を表す H の名称は,気息の最も自然な発音に近い hāː という名称になった。しかし,後代のラテン語でこの気息音,すなわち /h/ が消失するという音変化が起こったために,文字名も [hāː] から [āː] に変わり,母音の A と区別がつかなくなった。その混同を防ぐために,/h/ 音を失ったロマンス系言語圏では,新たに (h)ach という名称が行われるようになった。現在のフランス語や英語のこの文字の名称([ɑʃ],[eitʃ])はこれに由来する。 [3]
書体の変遷と発達
古代世界全体を通じて文字の長い使用の歴史の中で,文字を書く筆具や材料あるいは作品の形態,つまり,書体(ないし字体)に関して様々な変遷と発達があった。
書字方向
アルファベット字体に関して生じた最初の重要な転機は,書の方向に関するもので,もともとセム文字は右から左向きに書かれていた。古い時代のギリシア文字も,また,ラテン文字の直接の手本になったエトルリア文字も,この左向きの書法がそのまま踏襲された。そのなかで,ギリシア文字とラテン文字は,この左向き書法から「牛耕式」と呼ばれる左右交互書法(前記:ドゥエノス碑文,ファルム碑文)の段階を経て,一様に左から右方向に書法が統一された。 [4]
頭文字または大文字体
ローマ時代の文字記録で後代まで伝えられたのは,一部のパピルス資料や少数の古写本(codices)などを除いて,大部分は石や金属に刻まれたいわゆる金石文である。このような金石文に見られるラテン文字は,それを刻んだ道具や材料にふさわしく,ちょうど漢字の「楷書体」のように,単純で整然とした字画によって構成される。これが,「頭(かしら)文字体,または大文体 Capitalis」あるいは「記念碑体 Monumentalis」と呼ばれ,ローマ帝国時代の最も標準的な書体とされた。のちにローマン体 (Roman type) と呼ばれる活字体の大文字は,これを手本としたものである。 [4]
トラヤヌスの柱の碑文 [Public Domain / 出典] |
古ローマ筆記体
古ローマ筆記体 (Roman cursive) は,大文字の筆記体とも呼ばれ,日常的な手書き書体で,商人が帳簿をつけたり,学校の生徒がラテン文字を習うのに使ったり,あるいはローマ皇帝が詔勅を書くのにも使われた。より正式の書き方はローマ大文字体であったが,筆記体は急いで非公式に書くときに使われた。紀元前 1 世紀から西暦 3 世紀にかけてもっとも一般的に使われたが,おそらくそれ以前から存在したと思われる。[5]
古ローマ筆記体 [Avitus at la.wikipedia / Public Domain / 出典] |
古ローマ筆記体(4 世紀) [Franz Steffens / Public Domain / 出典] |
田野風頭文字体
田野風頭文字体(Rustic capitals,4~7 世紀)は,頭文字体の 1 つの亜種で,その名称とはうらはらに,標準的な頭文字体よりむしろ装飾的で洗練された趣がある。金石文だけでなくペンで書かれたパピルスや古典作品の古写本にも用いられた。この書体が Rusticus(田野風)と呼ばれたのは,のちにキリスト教徒の立場から,異教的なローマ人の文字と見られたためであろう。 [6]
ウェルギリウス・ロマヌスの肖像画が描かれた第 14 フォリオ右側 [Public Domain / 出典] |
アンシャル体
アンシャル体(Uncialis/Uncial,4 世紀末~8 世紀)は,頭文字体のやや崩れた形で,主に手写本でのペンによる手書き書体として発達した。これは「丸み大文字体」などと訳されるように,頭文字体が少し丸みを帯び,しかもやや寸づまりな字形である。この書体は,はじめ北アフリカで発達し,のちにイタリアのローマを中心にもっぱら聖書関係の文書で用いられるようになった。そこから修道院活動を通じて,イギリスも含めたローマ領各地に広がり,高度に洗練された書体として完成した。これは,「田野風頭文字体」からの自然な発達というよりも,むしろキリスト教の伝播に伴うギリシア文字の影響のもとに,キリスト教独自の文字文化の媒体として発達したものと思われる。 [6]
Corpus Agrimensorum Romanorum (5-6 世紀) [Auteursgegevens bekijken / Public Domain / 出典] |
半アンシャル体
半アンシャル体(Half Uncial,5~8 世紀)は,アンシャル体とほぼ並行して,アンシャル体よりももっと字丈がつづまり,一層小型化した感じの書体。やはりアフリカ北西部から広がり,とくにキリスト教関係の文書でよく使われるようになった。 [6]
Codex Basilicanus 半アンシャル体(6 世紀)[Unknown / Public Domain / 出典] |
小文字体
帝政ローマ時代の終わり頃からローマ人の日常的な手書き文字としてこの早書き書体が広く行われた。この早書き書体と半アンシャル体とが結びついて,旧ローマ領のいろいろな地域で,「小文字体 Minusculus/Minuscule」と総称される様々な書体が発達した。 [6]
新ローマ草書体 [Franz Steffens / Public Domain / 出典] |
フランスの西・南部の修道院で,7 世紀から 8 世紀にかけて発達した「リュクセーイ小文字体 Luxeuil Minuscule」と「コプリ修道院体 Cobrie ab Minuscule」があるが,いずれも草書体的な性格が強く,独特な癖や特殊な合字(ligature)が用いられ,判読はかなり難しい。 [7]
リュクセーイ小文字体 [CC0 /出典] |
コブリ修道院体 [ CC BY 3.0 / 出典] |
ほぼ同じ時期にスペインで発達した「西ゴート小文字体 Visigothic Minuscule」は,草書体よりは半アンシャル体に近く,一部アンシャル体の文字も使われ,合字の使用も少なく,上述のフランス書体よりは読みやすい。この書体は 7 世紀から 12 世紀頃まで使用が続いた。 [6]
西ゴート小文字体 Folio 2r of the Chronicle of 754. [Unknown / Public Domain / 出典] |
8 世紀の半ば過ぎから南イタリアのベネヴェント (Benevento),モンテ・カシノ,サレルノなどの修道院を中心に発達した書体。これも半アンシャル体の流れを汲むもので,かなり様式化された文字である。 [6]
聖ベネディクトの戒律 [Sconosciuto / Public Domain / 出典] |
島の文字
ブリテン諸島がローマ人の支配を離れた後,キリスト教文化の有力な拠点の一つとなったアイルランドを中心に文字の使用が盛んとなる。そこで発達した書体がやがてアングロサクソンのイギリスにも伝わり,「島の文字 インシュラー体」と呼ばれる独自の文字文化が修道院活動の中で発達した。
アイルランドでは,かなり早い時期に半アンシャル体 (Insular Half Uncial) の文字が導入され,ここで「島の半アンシャル体」と呼ばれる高度に洗練された書体を発達させた。この書体は,アイルランドの修道僧によるヨーロッパ各地での修道院建設を通じて,ヨーロッパ大陸での書体の発達にも大きな影響を及ぼした。 [7]
『ダロウの書』マルコによる福音書の冒頭頁 [Public Domain / 出典] |
『アーマーの書』 [Pubic Domain / 出典] |
アングロサクソン小文字体
アングロサクソンの地にもたらされた半アンシャル体は,さらに草書的な性格を強め,「アングロサクソン小文字体」と呼ばれる独自の書体を発達させた。イギリスでは 10 世紀後半から 12 世紀の半ば頃まで,古英語のテキストではもっぱらこの文字が使われた。 [7]
『ベーオウルフ』第 1 フォリオ [anonymous Anglo-Saxon poet / Public Domain / 出典] |
カロリング小文字体
カルル大帝によるカロリング王国の建設とそれに伴うもろもろの文化改革は,ヨーロッパ文字史の上でも重要な画期となった。フランク王国を中心とするこの新しい文化運動の中から生まれた文字は,「 カロリング小文字体 Carolingian Minuscule, 8~9 世紀」と呼ばれるが,これは古代ローマの半アンシャル体を基盤とし,それに同時代の地方の小文字体のいくつかの特徴を加味することによって形成された。 [7]
カロリング朝の福音書ウルガタ聖書,ルカ 23:15-26 [Public Domain / 出典] |
ゴシック文字
12 世紀になると,ヨーロッパ各地に大学が作られ,修道院制度が普及し,それに伴って,書物への需要も急増した。この必要を満たすために,これまでとは違った「ゴシック文字 Gothic」と呼ばれる新しい文字形態が各地で発達した。ゴシック文字は,カロリング小文字体の直接の発展形態といってよく,その過渡的な形態は,11 世紀後半から 12 世紀末にかけて現れた「原ゴシック,または,過渡期ゴシック文字 Proto-gothic/transitional Gothic」と呼ばれる書体の中にはっきり見てとれる。この文字は,字幅が圧縮されて角張った形がこれまでとは違った特徴で,腰周りの「ひげ飾り」が増し,文字脚の末端も一層整っている。 [8]
このような極端に角張ったゴシック体文字は,スペインやイタリアではあまり好まれず,それに代わって,もう少し丸みを帯びたゴシック文字が発達した。これは「丸みゴッシク」,通称「ロトゥンダ Gothic Rotunda」と呼ばれ,13 世紀から使われ始め,場所によっては 18 世紀に至るまで使用が続いた。丸みゴシック文字は,北方のゴシック体に特有の重厚な構成を基盤としているけれども,カロリング小文字の丸みを失っていない。 [9]
ロトゥンダ体 [Public Domain / 出典] |
これらのゴシック文字の草書的な変種として,12 世紀の末頃から,とくに日常的な書簡や他の非公式な文書を書くためにイギリスの秘書階級を中心に発達したのが「擬似ゴシック体」,通称「バスタルダ Gothic Bastarda」と呼ばれる書体で,これが大陸に伝わり,南ドイツのケルンやイタリアのフィレンツェなどでも流行した。とくに北フランスのブルグンドの宮廷では,写本用に形式化された特別の書体がここから発達した。 [9]
15 世紀後半,イギリスで使用されたバスタルダ体 [Richard Rede / Public Domain / 出典] |
フマニスト文字
15 世紀のルネサンスと人文主義の時代を迎えて再び新たな文字改革の動きが訪れ,「フマニスト文字 Humanist minuscule」と総称される書体が登場し,これが間もなく画期的な印刷術の発明と結びついて,ラテン文字の歴史はまったく新しい時代にはいることになった。
この運動の先導者は人文主義者 (Humanist) たちで,この時期に現れた新しい書体は,その名にちなんで「フマニスト文字」と総称される。その中でまず,15 世紀初頭のフィレンツェで,カロリング小文字体の復活という形で,「フマニスト小文字体 Humanist Minuscules」と呼ばれる書体が発達した。 [9]
これと平行して,それの早書き書体として,ニコロ・ニコリ(Niccolò Niccoli)らの手で「フマニスト草書体 Humanistic Cursive」が作り出された。
フマニスト小文字体(図上)フマニスト草書体(図下) [ Tost, Renate / CC BY-SA 3.0 / 出典] |
活字体
印刷術の発明は,それまでの手書きによる写本の伝統を根底からくつがえす文字史上の大きな革命であったが,初期の印刷者たちが活字の手本としたのは,それまでに定着していた身近な手書き書体であった。
グーテンベルク
活字版印刷の創始者ヨハネス・グーテンベルク (Johann Gutenberg) が製作した方形ゴシック体の金属活字は,当時の写本をそっくり写し取ったように(合字や略字も含め)印刷された。その活字製造と印刷機材の技術は,ヨーロッパの各地に広がっていった。そこで活字書体は,それぞれの土地の言語にふさわしい,土着の特徴をおびてくることになった。 [10]
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ガラモン
16 世紀の後半から印刷の中心はフランスに移り,ヴェネチアのローマン・タイプは,活字鋳造者ガラモン (Claude Garamond) の手によって一層の洗練を加えられた。ガラモンによって活字文字は,ローマン体とイタリック体とで構成されるフォントの概念が成立した。印刷用活字書体として確立して書体は「ガラモン Garamond」と呼ばれオールド・ローマンの代表作となった。 [11]
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キャスロン
18 世紀,イギリスの活字鋳造者キャスロン (William Caslon) は,当時のオランダの活字体に改良を加え,従来よりももっと個性的な活字を作り上げた。そのイタリック体はバロック的な華麗さを備え,頭文字体には一種の力感がある。この書体は「オールド・ローマン Old Roman」,または,製作者の名にちなんで「キャスロン Caslon」と呼ばれる。アメリカの独立宣言と合衆国憲法の最初の印刷は,この書体でなされたという。 [12]
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バスカヴィル
オールド・ローマンからモダン・ローマンへに変革を遂げる時期に登場したローマン体を「過渡期のローマン体」と呼ぶ。1750 年に印刷に取り組んだバスカヴィルの書風は,鋭くカットしてペンをまっすぐに立てる「ラウンド・ハンド」書法で。優雅に流れる草書体である。全体の印象はオールド・ローマンの装いをのこしながらも,コントラストが強く,骨格は水平垂直に近い骨格となっている。 [13]
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ボドーニ
イタリアのパルマのボドーニ (Bodoni) は,これまでに開発された様々な活字をさらに洗練して「ボドーニ Bodoni」と呼ばれる書体を完成させた。この活字体は,きわめて数学的であり,幾何学的であり,直線的で機械的な外観をもった活字書風である。極細のヘアライン状のセリフ(縦線末端飾り)水平線の強調によって特徴づけられる。 [14]
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フーツラ
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タイムズ・ニュー・ローマン
イギリスを代表する新聞『ザ・タイムズ』紙は,1932 年 10 月 3 日から全く新しい活字書体「タイムズ・ニュー・ローマン」を使用して印刷紙面を刷新した。後に一般の印刷用活字書体としても市販されたために,20 世紀を代表する欧文活字書体として多くの国で使われる国際的な活字書体となった。この書体の設計を手掛けたのは,イギリスのタイポグラファ,スタンリー・モリスン (1889-1967) であった。 [16]
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オプティマ
ドイツのタイプ・デザイナーであるヘルマン・ツァップが 1958 年に発表したセリフのないローマン体活字書体。ローマン体から受け継いでいる伝統的な美しさと,サン・セリフ体がもつ軽やかで明快な印象を兼ね備えた,画期的であたらしいスタイルの活字書体「セリフレス・ローマン体」である。日本でも多くのグラフィック・デザイナーに好まれ,書物や雑誌,化粧品のパッケージ,カレンダーなど,とてもよく使われるアルファベットの活字書体である。[17]
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ユニコード
古代のイタリア半島で発祥したラテン文字は,その後ローマ帝国の版図拡張,次いでキリスト教の布教活動とともに,急速にヨーロッパ各地に広がった。さらに,近世以降,ヨーロッパ人の世界進出に伴い,アジア,アフリカ,あるいは太平洋地域の諸言語にもその使用を広げた。このように,ラテン文字は世界の様々な言語に採用される中で,それぞれの言語の特質に応じて様々な適合形態を見せてきた。ユニコードは,各種多様なラテン文字を網羅すべく拡張を重ね,Unicode 10.0 では,「基本ラテン文字」から「ラテン文字拡張 E」までの 7 ブロックに分類しラテン文字を収録する。最新の Unicode 14.0.0 (September 14, 2021) には,37 種類の新絵文字 (Emoji) も追加収録される。
C0 制御文字と基本ラテン文字
C0 制御 / ASCII 句読点と記号 / ASCII 数字 / ASCII 句読点と記号 / 大文字ラテン・アルファベット / 小文字ラテン・アルファベット / 制御文字 C0制御文字と基本ラテン文字
C1 制御文字とラテン1補助
C1 controls (C1 制御) / ラテン 1 句読点と記号 / 分数 / 句読点 / 文字 数学演算子 / 文字 / 数学演算子 C1制御文字とラテン1補助
ラテン文字拡張追加
ラテン文字汎用拡張 / 中世研究家追加 / ドイツ語タイポグラフィ用追加 / 中世研究家追加 / ベトナム語用ラテン文字追加 / ラテン文字一般拡張 / 中世研究家追加 ラテン文字拡張追加
ラテン文字拡張 A
ヨーロッパのラテン文字ラテン文字拡張 A
ラテン文字拡張 B
ラテン文字拡張 C
ラテン正字追加 / ウィグル語用追加 / その他の追加 / クラウディアン文字 / ショナ語用追加 ラテン文字拡張 C
ラテン文字拡張 D
UPA用追加 / 古代エジプト語学追加 / マヤ語学追加 / 中世研究家追加 / インシュラーとケルト語学文字 / 修飾文字 / グロッタル用正字 / 追加文字 / 音声記号 / 転写用文字 / 追加文字 / リトアニア語方言学用追加 / 中世ベトナム語用文字 / エウェ語用古い文字 / ヴォラピューク語用古い文字 / 1921年以前のラトビア語正字法用文字 / 追加文字 / 西アフリカ諸語用文字 / 日本語音素表記用文字 / アメリカ語学正字用文字 / アフリカ諸語用文字 / ドイツ語方言学用文字 / アフリカ諸語用文字 / マザファ語 (メキシコ)用文字 / ウガリト文字と古代エジプト語転写用文字 / 追加文字 / 初期ピンインのローマ字化で用いられる文字 / ゴール語用追加文字 / 古代ゴール語とケルト語碑文文字 / 拡張IPA用追加 UPA用追加 / 古代ローマ碑文用文字 ラテン文字拡張 D
ラテン文字拡張 E
ドイツ語方言学用文字 / ドイツ語方言学用修飾文字 / サハ語 (ヤクート語) 用歴史的文字 / アメリカ語学正字用文字 / 中国研究転写用文字 / スコットランド語方言学用文 ラテン文字拡張 E
注
- ^ 松本克己 (2001)「ラテン文字」河野六郎, 千野栄一, 西田龍雄 編著『言語学大辞典 別巻 (世界文字辞典)』三省堂, p. 1075.
- ^ Wikipedia プラエネステのフィーブラ
- ^ 松本 p. 1078.
- ^ a b 松本 p. 1079.
- ^ Wikipedia ローマ筆記体
- ^ a b c d e f 松本 p. 1080.
- ^ a b c d 松本 p. 1081.
- ^ 松本 p. 1082.
- ^ a b c 松本 p. 1083.
- ^ 河野三男 (2003)「BLACK LETTER ブラック・レター体,ことばの林,文字の森―はじめての活字書体」組版工学研究会編『欧文書体百花事典』朗文堂, p. 42.
- ^ 白井敬尚 (2003)「GARAMOND TYPES 大陸を横断したフランス活字ーギャラモン活字の行方」『欧文書体百花事典』p. 131.
- ^ 河野三男 (2003)「CASLON ROMAN イギリス活字の強固な地盤形成ーオールド・ローマン最後の華」『欧文書体百花事典』p. 216.
- ^ 杉下誠司 (2003)「BASKEVILLE TYPES モダン・ローマンへのかけ橋ートランジショナル・ローマンの成立」『欧文書体百花事典』p. 248.
- ^ 片塩二朗 (2003)「BODONI ROMAN モダン・ローマンの開花ータイポグラフィの王者と呼ばれたひと」『欧文書体百花事典』p. 288.
- ^ 杉下誠司 (2003)「FUTURA 近代を夢みたドイツの活字ーセリフレス・ローマン,フツーラ」『欧文書体百花事典』p.350.
- ^ 河野三男 (2003)「TIMES NEW ROMAN 20世紀のタイポグラフィを開いたひとースタンリー・モリスン」『欧文書体百花事典』p. 389.
- ^ 坂本繭美 (2003)「OPTIMA ANTIQUA ローマン体のあらたなカテゴリー セリフレス・ローマン体の誕生」『欧文書体百花事典』p.427.
関連リンク・文献
- ラテン文字 | カリグラフィー
- 書体の基礎知識 欧字書体編
- 国立国会図書館「インキュナブラ 西洋印刷術の黎明」
- Brown, Michelle P. (1990) A Guide to Western Historical Scripts from Antiquity to 1600. British Library, London.
- Cordon, Arthur E. (1983) Illustrated introduction to Latin epigraphy. University of California Press.
- Diringer, David (1983) The Alphabet. 2 vols. Hutchinson.
- Haarmann, Harld (1991) Universalgeschichte der Schrift. Campus.
- Jensen, Hans (1970) Sign, symbol and script : an account of man's efforts to write 3rd revised and enlarged ed., G. Allen & Unwin.