メッサピア文字 英 Messapic alphabet,伊 alfabeto messapico,独 das mesapische Alphabet,仏 alphabetmessapique
古代イタリアの諸言語の文字は概してエトルリア文字に由来しているのに対し,シケル語とメッサピア語の文字はギリシア文字に由来する。メッサピア語は古代イタリア南東部で,前 6~前 1 世紀に用いられた言語。→ 蛭沼
文字構成
メッサピア文字表
メッサピア文字表 [Ανώνυμος - / Public Domain / 出典] |
メッサピア語テキスト
サンプルテキスト
ソレートの地図
2003年にソレートで、メッサピア語とギリシア語で書かれた紀元前500年ごろのオストラコンが発見された。「ソレートの地図」と呼ばれ、西洋最古の地図とされる[5]。ただし贋作の疑いもかけられている[6]。[Wikipedia: メッサピア語]
ソレートの地図[ROPI Pressephoto / GFDL / 出典] |
ナルドの石碑
南部プーリア州レッチェ県(Lecce)の都市ナルド(Nardò)で 1950 年に発見された石碑(前 500 年頃)。28 × 9 × 6 cm の小石碑。メッサピア語最古の碑文。参 照 Piccola stele di pietra leccese da Nardò
関連リンク
注
- 蛭沼寿雄 (1992)「メッサピア語」亀井孝 [ほか] 編著言『言語学大辞典 第4巻 (世界言語編 下-2 ま~ん)』三省堂,1992
- 蛭沼寿雄 (2001)メッサピア文字」河野六郎 [ほか] 編著『言語学大辞典 別巻 (世界文字辞典)』三省堂
- Omniglot: Messapic
[最終更新 2022/08/10]