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【地球ことば村・世界言語博物館】

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世界の文字

ユートピア文字 英 Utopian alphabet


ユートピア文字は,イギリスの思想家トマス・モア(Thomas More,1478~1535)が 1516 年にラテン語で出版した著作『ユートピア』に登場する架空の国家で使われた文字である。

文字構成

アルファベットは 22 字からなり,字形 A~F は特にマラパール海岸地方の字, G~Z は南アジアの字に似ている。

ユートピア地図・文字

ユートピアは 500 マイル × 200 マイルの巨大な三日月型の島にある。元は大陸につながっていたが、建国者ユートパス 1 世によって切断され、孤島となった。島の中の川はすべて改造されまっすぐな水路とされ島を一周しており、その中にさらに島がある。この、海と川で二重に外界から守られた島がユートピア本土である。ユートピアには 54 の都市があり、各都市は 1 日で行き着ける距離に建設されている。都市には 6 千戸が所属し、計画的に町と田舎の住民の入れ替えが行われる。首都はアーモロートという。→ 地図 【参照】Complete Facsimile of the 1518 Basel Latin text of Utopia

ユートピア慣用語の 4 行詩

ユートピアのアルファベットで書かれた 4 行詩をラテン語訳したものにしたがって単語ごとに直訳すると次のようになる(数字は,日本語に直したさいの読み方の順序を示している)。沢田昭夫訳(1992)「ユートピア」『世界の名著 22』(中央公論社)

ウトプス (1) / わが (5) / 王は (2) / 切りて (4) / 島ならぬ大地を(3) / 生みたまいたり(7) / 島を (6)
ひとり (9) / われ (8) / くにぐにのそのなかに (11) / とつ (10) / なき (14) / 空理 (13)
社会を (16) / 哲学 (15) / きずきたり。(17) / ひとびとのためをおもいて (12)
ためらわず (19) / 世の人々に分け与えん。(20) / わがもつものは (18) / まじ (23) / ぐちこぼす (22) / 学びならわん。(24) / われになされるものあらば (21)

関連リンク

[最終更新 2019/06/20]