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【地球ことば村・世界言語博物館】

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世界の文字

スヌワール語の文字 英 Jenticha / Tikamuli

スヌワール語は，シナ・チベット語族キランティ諸語に属する言語で，ネパールとシッキムの一部のスンワール族によって話される。表記体系は，シッキムにおいては主にジェンティッチャ文字が，ネパールではティカムーリー文字が使用される。

ジェンティッチャ文字

ジェンティッチャ文字は，1942 年，Krishna Bahadur Jenticha（1926～1991）によって考案された。シッキムにおいては，スヌワール語は公用語の一種で，デーヴァナーガリー文字と共に初等教育用で用いられる。

文字構成

サンプルテキスト

Sikkim Herald Sikkim Sunuwarが発行した Jenticha の 2010 年壁掛けカレンダーからの抜粋。 Jenticha Script

ティカムーリー文字

ティカムーリー文字は，Tikaram Mulicha によって考案された(2005 年)。ネパールのスヌワール福祉協会では，この文字の使用を推進している。[Omniglot]

文字構成

母音字は [ə] を表わす文字のみで，他の母音はそれぞれの母音記号を添えて表わす。子音字はそれ自体 [ə] 音を含み，他の音節は母音記号を添えて表わす。文字とは遺伝的なつながりはないが、いくつかの文字はリンブー文字やレプチャ文字の形がもとになっているようだ。[Scriptsource Tikamuli]

関連リンク

[最終更新 2024/01/20]