ハニーフィー・ロヒンギャ文字 Hanifi Rohingya
ロヒンギャ語はインド・アーリア語派の東部語群に属し,ベンガル語やアッサム語に近い。約 100 万人がミャンマーに,20 万人がバングラデシュに住むほか,亡命者が世界各地に分布する。ロヒンギャ文字のほかに,ビルマ文字,アラビア文字,ラテン文字の 3 種類の文字によって表記される。
ハニーフィー・ロヒンギャ文字(単にロヒンギャ文字とも)は,ロヒンギャ語を表記するために1980 年代にムハンマド・ハニーフ (Mohammad Hanif) を主としてロヒンギャ語委員会によって考案された。ほかの文字から派生したわけではないが,文字の構造や見ためにアラビア語のはっきりした影響が見られる。いくつかの文字はラテン文字やビルマ文字に影響されている。[Wikipedia]
文字構成
子音文字
母音文字
3種類の声調記号(短高,長昇,長降)は母音記号の上に加える。
数字
独自の数字があり,左から右に書かれる。記号は現代アラビア語と同じものを使用する。[wikipedia]
サンプルテキスト
[Stephen Morey] |
ユニコード
U+10A70..U+10A フリーフォント: Noto Sans Hanifi Rohingya
参考サイト
- ハニーフィー・ロヒンギャ文字
- Omniglot Tangsa
- Stephen Morey (2021) Proposal to add the Tangsa Script in the SMP of the UCS (14.6 MB)
[最終更新 2024/01/20]