サウラーシュトラ文字 Saurashtra
サウラーシュトラ文字とは,ブラーフミー系文字の一種で,インドで使用される言語であるサウラーシュトラ語を表記するために考案された文字である。他のブラーフミー系文字と同様,子音文字は母音を伴って発音され,別の母音を伴う時は母音半体記号を使用する。19 世紀の終わりにテルグ文字やデーヴァナーガリー文字等と共に使用されていたが,現在サウラーシュトラ語は主にタミル文字で表記されている。[1]
文字構成[2]
母音字
母音半体記号
子音字
子音文字を子音だけで読む場合は,文字の下に記号 (VIRAMA, U+A8C4)を付ける。なお,子音合字 kSha を現すさいは,ka + VIRAMA + Sha の順で入力する。
数字
サウラーシュトラテキスト
サンプルテキスト[3]
テキスト入力
ユニコード
サウラーシュトラ文字は,Unicode の U+A880-A8DF の位置に収録される。
入力方法
ユニコードのサウラーシュトラ・フォント (例:Noto Sans Saurashtra)に対応する特定の入力方法は存在しない。 多言語環境の設定 を参照。なお,英語キーボード (ASCIIコード) に配置されるフォント(Suresh, Kuber Truetype Font) を使用する際はキーボード・レイアウトを参照。
注
- ^ サウラーシュトラ文字
- ^ Omniglot Saurashtra
- ^ Aksharamukha: Script Converter
関連リンク
- 中西コレクション (国立民族学博物館)サウラーシュトラ文字
- アジア文字曼荼羅 19世紀サウラーシュトラ文字の写本
- Saurashtra language
- YouTube: Sourashtra Akshar / Alphabet / Script / Lipi / Letters
- ScriptSource Saurashtra
[最終更新 2021/04/10]